疲労で起こる症状
疲労で起きる症状
筋肉が固まって起こるコリと痛み
人間の筋肉は、常に収縮と弛緩を繰り返していますが、
疲労が溜まると筋肉が収縮したまま固まった状態になってしまいます。
筋肉が固まって柔軟性がなくなることによって、こりや痛みという症状が出てくるわけです。
この状態は腰や背中から始まり、次第に肩へと上がって肩こりになり、
さらに悪化すると、首筋、後頭部へと痛みの範囲が広がっていきます。
また痛みは、やがて頭にも達して、頭痛の症状となって出てきます。
人によっては肩や背中の痛みをほとんど感じずに、頭痛だけに悩まされるケースも見られます。
こうした疲労からくる頭痛は、筋肉が固まって起こる筋収縮性の痛みの一種です。
筋収縮性の痛みの特徴
後頭部から耳の後ろや頭のてっぺんを締めつけられるように感じたり、
押さえつけられるような痛みを感じるため、痛みを抑えようとします。
患部を冷やすと筋肉がよけい硬くなって、痛みが増したりするので注意が必要。
疲労の蓄積が進むとともに、頭痛の頻度が多くなります。
◎耳鳴り
疲労が蓄積すると、耳鳴りの症状が現われます。
疲労による耳鳴りの場合、最初は就寝前に起こる程度ですが、
さらに進行すると、夕方から夜にかけてつづくようになります。
疲労度がかなり進むと、1日中耳鳴りがするようになります。
一般的に、耳鳴りは耳の異常と考えて耳鼻科を受診しますが、
疲労からきている耳鳴りの時は異常なしと診断されることも少なくありませんので、
疲労の蓄積を疑う必要があります。
◎目の痛み
目が疲れてしょぼしょぼするといった症状の場合、たいていは目の使い過ぎだと考えます。
そして目を休めたり冷やしたりしますが、症状が一向に改善しないことが多々あります。
これは、目の疲労が体全体の疲労の症状として現われてきているからなのです。
初めは、目がしょぼしょぼする程度で済みますが、疲労の蓄積が起こると、今度は目の奥が痛くなります。
そして目の焦点が合わなくなって目がかすんだり、ものが二重に見えてきたりしてしまいます。
こうした症状は、目のまわりの筋肉が肩こりなどの場合と同じように
固まって動かなくなっているために起こっています。
そこでは筋肉の柔軟性が損なわれているので、目のレンズの調節がうまくいかなくなっているのです。
◎動悸、めまい
動悸やめまい、立ちくらみなどがする場合、普通は心臓の病気を疑いますが、
受診しても異常なしとされるケースがしばしば見られます。
体に蓄積した疲労は、心臓にも影響を及ぼすことがあるのです。
疲労によって、循環器系の調節機能に障害が生じているため、そうした症状を来たしているのです。
また動悸やめまいの場合、高血圧症の疑いも出ますが、疲労の症状の1つに血圧の上下動があります。
循考環器の調節機能が狂って血圧が高くなったり、低くなったり、
正常に戻ったりという変化を繰り返してしまうのです。
◎聴覚・臭覚異常
疲労が蓄積すると、聴覚が異常に敏感になり、今まで気にも止めていなかった音が耳障りになったり、
イライラしたりする聴覚の過敏症状がよく見られます。
人ごみに出た時に、これまで気にもならなかった周囲の音をうるさく感じるようになります。
また臭覚も、聴覚と同じように敏感になる傾向があるようです。
特に台所の生ゴミは、臭覚が敏感になると、一番気に障るものなので、
疲労の蓄積の初期段階として注意した方がよいでしょう。
この症状が進むと、普通の人なら気づかない遠くの臭いまで感じてくるようになるようです。
◎けいれん
肩こりや痛みと同様に疲れが溜まったために、筋肉が固まって起きてくる症状の一つに、
体のあちこちが引きつったように、ピクピクとけいれんすることがあります。
目もとや口もとによく起きますが、目のまわりや口もとなどの顔面のけいれんは、
自分では見えないところなので、周囲の人のアドバイスが何より大切です。
こうしたけいれんは、やがて手足にも及んでくるので、
体のあちこちが頻繁にピクつくようになったら、かなり危険な状態といえます。
◎シビレ・むくみ
しびれやむくみといった症状も疲れによって筋肉が固まることで発症するものです。
当初は指先に違和感があるぐらいですが、やがて手の指先にしびれやむくみを感じるようになり、
さらに進行すると足にもしびれやむくみが起こり、指先の感覚がなくなるように感じる時もあるようです。
こうした症状が慢性化してくると、仕事などの日常生活にも支障を来たし、
気持ちが落ち込んでくるので、早めの手当が望ましいといえます。
◎微熱、吐き気
疲労の蓄積は、体温の調節機能を弱めるため、37℃前後の微熱がつづくことがあります。
疲労からくる微熱の場合、頭がボーッとして集中力がない、
椅子などに座ると立ち上がるのが辛いといった症状を伴うのが特徴です。
集中力がなくなったり、よくよろけるようになったら、要注意です。
また酒を飲み過ぎたわけでもないのに吐き気がする、かぜでもないのに吐き気がするなどの場合も、
疲労の症状からきている可能性がありますので、長くつづく場合は内科の診察を受けるとよいでしょう。
◎怒りっぽくなる
体の疲労は身体だけでなく、精神面にも影響を及ぼします。頭がボーッとしたり、
ど忘れ、単純ミスなどが増えてきた時は、体が疲れてきた証拠でもあります。
また最近怒りっぽくなって、家族や部下をやたら怒鳴りつけるようになっていたら、
疲労が原因です。疲れているために忍耐力が衰えてきたのです。
ほかにも、近頃、性格が変わったとか、短気になったなどと指摘を受けたら、疲労を疑ってみることが大切です。
疲れの蓄積がさらに進むと、決断力が鈍り、仕事に支障を来たすことにもなりかねません。
疲労によって起きる症状は意外と多くこんなことも起こるのという症状もあると思います。
でも、ほっておくと日常生活にも影響が及ぶことがあります。
ここに書いてある症状が出ていて、もしかしてと思った方は、
質の良い睡眠と栄養バランスのいい食事を心がけましょう。
当院での施術
当院での疲労に対しての施術は頭蓋・頭の施術をメインに行っていきます。
疲労は脳の疲労により、脳の働きが低下すると、脳が上手く自律神経を
コントロール出来なくなってしまい、疲労が取れにくくなってきます。
頭の疲労を取り、しっかりと自律神経をコントロールできる環境に戻すと、
交感神経と副交感神経のバランスが整うので疲労も回復してきます。
なかなか疲労が取れない等、お悩みでしたら一度ご相談ください
脳脊髄液と自律神経の関係
https://yamada-seikotsu.com/blog/nousekizuieki
男性更年期障害(LOH症候群)
https://yamada-seikotsu.com/blog/dannseikounenkisyougai
慢性疲労症候群(CFS)/筋痛性脳脊髄炎(ME)
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疲労についてどれくらい知っていますか?
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疲労にまつわる小話
https://yamada-seikotsu.com/blog/hirounimatuwarukobanashi
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