腰方形筋の重要性
腰方形筋の重要性
腰方形筋は、脊柱の安定性を保つ重要な役割があり
姿勢保持に大きく関わる筋肉です。
左右対称に脊柱に付着している為、左右どちらかの筋肉が硬くなったり、
弱くなったりすると骨盤の高さが左右で変わってしまい、
姿勢の崩れや腰痛の原因になってしまいます。
また、腰方形筋は肋骨にも付着していますので、
呼吸の補助をする役割もあります。
◎腰方形筋の付着部
骨盤の腸骨稜から始まり、第12肋骨に付着する外側繊維と
第1~4腰椎に付着する内側繊維に分けられます。
☆腰方形筋の役割
腰方形筋の主な機能は、体幹の側屈です。
体幹を側屈した時には、脊柱は伸展・回旋が行われるため、
両側の腰方形筋が収縮すると、腰椎が伸展されるので、
腰や背中を反らせる動きになります。
また、腰方形筋は呼吸にも関与していて、主に呼吸補助筋として
強制呼気時に胸郭の下制、前部繊維の活性により横隔膜の付着部を
安定させる作用がある為、強制呼気時・安静時吸気時に活動します。
腰方形筋は、骨盤から腰部、胸郭の姿勢制御、安定性、運動のコントロール
呼吸活動を補助する役割があります。
つまり腰方形筋が機能低下を起こすと、姿勢の崩れ、体幹機能の低下
不安定性に伴う腰痛、呼吸器機能の低下などが起こります。
☆腰方形筋と腰痛の関係
腰方形筋は解剖学的上、下部肋骨と骨盤を繋いでいる筋肉の為、
腰部へのストレスが高くなりやすい部位です。
腰方形筋の痛みは、日頃から偏った座り方、いつも同じ方の脚を組む方や、
ゴルフや野球などで同一方向のスイングを行う方に起こりやすいです。
偏った座り方や、同じ脚を組んでいると、片側の腰方形筋が短縮してしまい、
局所的に筋肉の収縮がしてしまう筋スパズムを引き起こしてしまいます。
また、腰方形筋の柔軟性が悪いまま、ゴルフのスイング動作などを行うと
筋繊維が損傷してしまい、痛みを引き起こす原因になります。
その他、股関節の手術後、臀部の筋肉が一時的に弱くなったり、
脚長差が起こる影響で、骨盤を引き上げるなどの代償により、
腰方形筋が過緊張し、筋スパズムが起こることがあります。
☆腰方形筋と歩行
歩行時に腰方形筋は体幹の前屈を制御して、
反対側の臀部の筋肉である中殿筋が、骨盤の左右の傾きを調節をして
前後左右への重心移動をコントロールしています。
中殿筋が何らかの理由で、過緊張したり働きが悪くなると、
反対側の腰方形筋に過剰な負担がかかってしまいます。
腰方形筋と中殿筋は相互作用があり、互いに釣り合うことで、
体幹の前後左右のブレやバランスを制御しています。
この様に腰方形筋は体幹を安定させる重要な筋肉であり、
腰方形筋にトラブルを抱えてしまうと、腰痛や動作の制限
姿勢の崩れなど様々な影響が出ます。
腰方形筋がしっかりと機能すると、姿勢改善、腰痛予防
体幹の安定性・強化、呼吸がスムーズになるなどの、
多くのメリットがあります。
腰方形筋にトラブルが起き、機能しなくなってしまう理由は、
様々ありますが、なぜトラブルが起きてしまったのか?
なぜ機能しなくなってしまったのか?
これを考えていくことも大切になります。
腰周りの問題でお悩みの方、いつでもご相談ください。
☆施術料金
通常1回 ¥7000
初回のみ ¥6000
学生(24歳以下) ¥5000
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