がくがく顎関節症(顎の痛み)
皆さんは顎が痛くなったことはありますか?
普段の生活で、「口を開けにくい」「顎を動かすと音がする」などありませんか?
顎関節症の可能性もあります。
まずは顎関節についてからの説明です。
◎構成
顎関節は下顎骨の下顎頭と、側頭骨の下顎窩との間につくられる関節を顎関節とよび、楕円関節(2軸性)です。
関節腔内には、関節円板がみられ、これにより関節腔は二分されます。
関節包は緩く、外側靭帯、蝶下顎靭帯、茎状下顎靭帯によって補強されます。
◎働き
・上下運動:口の開閉、食物を噛み切る。
・前進、後退:下顎頭を引き出す動作は開口のきっかけとなります。
このとき下顎頭とともに関節円盤も前に引き出されます。
・側方への回旋:咀嚼のすり潰し。
◎咀嚼筋(全て下顎神経【三叉神経第3枝】)
咬筋…下顎の挙上
側頭筋…下顎の挙上、後方移動
外側翼突筋…下顎の前方運動
内側翼突筋…下顎の挙上
●顎関節症
◎定義:顎関節症は、顎関節や咀嚼筋の痛み、関節雑音、開口障害ないし運動異常の総称です。
病態には咀嚼筋、靭帯、関節円板障害、変形性関節症が含まれます。
一般的に顎内障は顎関節症のⅢ型に該当し、顎関節内部に限局した円板の位置異常を伴う
関節構成体の器質的・機能的障害であって、局所的・全体的原因または誘因で発生します。
◎発生機序
・咬合異常や過度の咀嚼運動などによる関節円板の非炎症性障害。
・外傷による関節円板の位置異常、関節構成組織の不全修復。
・咀嚼筋の不均等による運動障害。
・漸進的には不良姿勢、精神的ストレスが誘因。
◎症状
・口の開閉時の痛み、開口制限、異常運動のため咀嚼困難が出現する。
・耳の前面に軽度の腫れ、局所に軽度の熱感が出現。
・顎関節運動時に異常音、弾発現象が出現する。
・頸部筋、背筋、特に咀嚼筋の筋緊張。
・頭痛等の症状。
Ⅰ型:咀嚼筋障害 咀嚼筋障害を主症状としたもの
Ⅱ型:関節包・靭帯障害 円板後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主症状としたもの
Ⅲ型:関節円板障害 関節円板の異常を主症状としたもの
Ⅳ:変形性関節症 退行性病変を主症状としたもの
Ⅴ:その他 以上のいずれにも属さないもの
◎検査法
あなたの顎関節の自己チェック法(合計点数が8.6以上では顎関節症の危険あり)
1.口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
(1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない)
2.口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?
(1.全くない 2.たまにある 3.どちらともいえない 4.しばしばある 5.いつもある)
3.口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
(1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる)
4.干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
(1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む)
あるいは設問2の「口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?」に
「はい」と回答した方も顎関節症である可能性がありますので,専門医を受診することをお勧めします.
◎治療法
当院では、関節円板の位置異常があれば、顎関節の矯正をおこないます。
咀嚼筋や顔面頭蓋の調整を行い歪みを取ることにより、
血行を促進させ、顎関節の痛みや動きを改善させていきます。
それでも、痛みが変わらない場合では、足首など足の踏み、歪みも見ていきます。
何が顎の動きを邪魔しているか。それがどこか探してみませんか?
この様な症状、お悩みの方は、いつでもご相談・ご連絡ください。
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