「仙腸関節障害・仙腸関節炎」

腰辺りが痛いな！と思い確認したら
腰より下のお尻辺りだった！ということはないですか？

この様な痛みを経験したことがある方は多いのではないでしょうか。

ほとんどの方が、腰痛と一括りにしていますが、
仙骨や仙腸関節という部位をしらず、混同しているのが要因では。

仙腸関節障害・仙腸関節炎とは

骨盤を構成する、仙骨と腸骨の間にある結合部分を
「仙腸関節」と呼びます。

仙腸関節は、他の関節のように動きは多きくなく
数ミリの可動ですが、とても重要な働きをしています。


仙腸関節は、上半身と下半身を繋いでいて
上半身の重さを支え、脚を介して地面からの
衝撃を受け止めてくれています。


この関節が、微小な緩みや嚙み合わせが悪くなることで
腰痛やお尻、脚に痛みや痺れを生じます。

仙腸関節障害の原因

仙腸関節障害は、仙腸関節が緩み不安定な時に、
左右非対称の力が加わることで仙腸関節に
過度なストレスがかかり痛めやすくなります。


①不良姿勢
足を組む、横座り、荷物をいつも同じ手で持つ
中腰で捻る動作など

②スポーツ
腰を大きくひねる、前後に脚を開く動作をするスポーツ

③妊娠中や出産
妊娠や出産にともない、骨盤の変化やホルモンの影響により
仙腸関節に負担がかかります

仙腸関節障害の症状

仙腸関節障害の症状で一番多いのは
腰よりは下の仙腸関節を中心とした部位が一般的ですが
臀部や鼠径部、脚にも痛みが出ることがあります。


◎長く座っていると痛くなる
◎歩行時に痛みが出るが、徐々に楽になる
◎仰向けで寝ると痛い
◎痛い方を下にして寝れない
◎前かがみ、腰を反らせると痛い
◎脚の痛み・しびれ
◎ランニングや大股で歩くと痛い

仙腸関節障害の一般的な対処法

まず病院では、痛みを和らげるために安静にして、
鎮痛剤(痛み止め)、骨盤ベルトを行うなどの
保存療法を提案してきます。

それでも痛みが減らない場合はブロック注射が検討されます。


どちらも仙腸関節自体の悪さが無くなる訳ではないので
症状は残ってしまいます。

当院での治療は

◎重心バランスの調整
仙腸関節に負担が掛かっている状態を戻すことが
重要になってきます。

骨盤、仙腸関節は脚の上に位置していますので、
脚の方からバランスを整え、仙腸関節に負担が掛かる状態を
戻していきます。



◎仙腸関節の調整
仙腸関節の調整をおこない、
関節の噛み合わせを戻すことで動けるようにします。



仙腸関節障害(仙腸関節炎)は決して稀な症状ではなく
子供から高齢な方まで、年齢問わず幅広い方に
起こりえる症状です。


仙腸関節障害でお悩みの方、いつでもご相談ください

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