脳のお掃除グリンパティックシステム




睡眠時に脳がお掃除をされているって、

聞いたことがあったり、知っていたりしますか⁉


人は日中に活動している時、脳は様々なタスクを処理しています。

その為に、脳はたくさんのエネルギーが必要で

そのエネルギーを使った際には、大量の老廃物が出ます。

身体は睡眠中でも脳や身体を回復させるために働いています。



脳の老廃物は、脳内を満たしている脳脊髄液と呼ばれる

液体によって老廃物を排出しています。


このシステムをグリンパティックシステムと呼びます。


この働きは主に睡眠中に行われます。

特に眠り始めの最初の深いノンレム睡眠中に働き

脳の老廃物を排出しています。







脳は血流は豊富ですが、ゴミである老廃物を排出する

リンパ組織がほとんどありません。


その為、脳の老廃物は脳脊髄液が除去していますが、

脳の調節に関与しているので、起きている時は老廃物を運搬排出が出来ません。　　　


脳の機能が低下しているノンレム睡眠中に、グリンパティックシステムが

良く働き脳に溜まった老廃物を排出しています。


老廃物は、起きている時間が長いほど蓄積されていきます。

つまり寝不足が続けば続くほど、熟睡時間が減ってしまうので

老廃物が十分に排出しきれずに溜っていってしまいます。




また老廃物であるたんぱく質の中には、

毒性のあるアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が含まれます。

アミロイドβはアルツハイマー型認知症の原因の1つとされていますが、

このアミロイドβが睡眠不足により脳内に蓄積されることで

発症のリスクが高まると言われています。






睡眠の質が大切


寝ること自体は大切ですが、睡眠の質も大切です。


睡眠中は、浅い眠りのレム睡眠、深い眠りのノンレム睡眠の

周期を繰り返しています。


就寝後はノンレム睡眠に入り、寝付いてから1時間ほどで最も深い眠りになります。

その後いったん眠りが浅くなり10分から20分ほどレム睡眠に移行します。

この周期を一晩で3～5回繰り返します。



就寝後の最初の90分間が、黄金の90分間と呼ばれ

この90分間で睡眠の80%が決まると言われています。











いい睡眠が出来て、熟睡した朝に脳がスッキリしている時は、

グリンパティックシステムがしっかりと働いているおかげです。


もし朝、寝て起きても疲れが取れていない、すっきりしていない場合は、

ノンレム睡眠が上手く出来ていなくて、グリンパティックシステムが

正常に機能せず脳に老廃物が残っているかもしれません。






睡眠の質を高めるために


◎生活リズムを整える

毎日規則正しくとはいかないと思いますが、

寝る時間、起きる時間を一定にする



◎自律神経を整える

寝る直前までスマホを操作したりせずに、

ゆっくりストレッチや瞑想を行い、副交感神経優位にする。




◎食事は寝る3時間前までに済ませる

消化活動は眠りを妨げる為、直前の食事は避ける

睡眠に対する準備として副交感神経優位になっていれば、

入眠した時の質が良くなります。




◎寝る30分前に白湯やホットドリンクを飲む

就寝30分～1時間前に白湯やホットドリンクをゆっくりと飲むことで、

身体が温まり、副交感神経が優位になり心身のリラックス効果が有ります。



寝る直前に飲んでしまうと、体温が上がるので体温が下がるまでの間は、

かえって眠りにつきづらくなります。








良い睡眠、質の高い睡眠をとれる様に見直してみるのはとっても大事です。

日頃の生活を整えて行きましょう。

☆施術料金

通常1回                ¥7000

初回のみ               ¥6000

学生(24歳以下)      ¥5000

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